「小中学校の再編統合『市教委の回答』その②」です。網走市教委は2028年度には西小を中央小に統合したのち、2035年度には市街地に2校の小中一貫・義務教育学校を設置する基本案をまとめています。基本案の中で示した「質の高い教育を展開する」という点について、これまでの説明会で多数の質問が寄せられています。質問に対する、市教委の”矛盾した回答”を紹介します。(※市教委の回答は録音データに基づいています)
木野村教育長「2〜3クラスはダイナミックな教育ができる」
市教委の基本案では、2年後には西小が閉校となり、中央小に統合されることになっています。5月29日には、西小と中央小の保護者や地域住民らを対象にした説明会があり、参加者からは木野村教育長に「質の高い教育とは何か?」といった質問が寄せられました。
木野村教育長の回答は次の通りです。(録音データより抜粋)
統合して、2クラスとか3クラスになった時には、ダイナミックな教育ができるという風に思いますし、まあまだ先のことって決まったりはしていないですけども、その中で、今まできなかった、教育ができたりとかと思います。
木野村教育長の回答を”訳す”と、「小規模学校(1学年1クラスなど)はダイナミックな教育ができない」となるような気がします。読者の皆さんは、どう思います?

「質の高い教育」は学校で考えて??
「質の高い教育」について、木野村教育長は「1学年2〜3クラスだとダイナミックな教育が展開できる」としています。「ダイナミックな教育」についての具体的な説明はないため、この言葉の意味を理解するのはなかなか難しいですが、再編統合した後の学校には、市教委から「ダイナミックな教育」を展開してくれるように指示を出すのだと思います。
しかし、7月の説明会で網走市教委の担当職員は、木野村教育長の回答とはまったく異なる言葉で、全く異なる考えを示し、周囲を驚かせました。その時の参加者と市教委のやり取りは次の通りです。(※録音データより抜粋)
質問者:資料の7ページ目のところに「質の高い教育」っていう言葉が書いてあるんですけれども、具体的にどんな学校を目指して、どういうものを作っていこうかっていう話っていうのは出ているんですか?
市教委:質の高い教育は何かかっていうその具体的な部分は、実際やっぱり学校ができた時にそこの子供たちや職員が決めていくことになるっていうのが実際の学校です。
質問者:そうなんですか?(会場から笑い声が起こる)
市教委:はい。
この回答を要約すると、「『質の高い教育』は市教委が決めるのではなく、「各学校で決める」となります。
この回答に対して、その時の質問者は即座に「なんか、それちょっと本末転倒な感じもすごくします」と返し、市教委とのやりとりを続けましたが、素人では理解し難い回答が繰り返されました。
『ダメ』なパターンにハマってる?
小中学校の再編統合後、「『質の高い教育』を展開するのは各学校である」ーという網走市教委の驚くべき考え。
網走市教委は学校に任せ切りで、学校は市教委からの具体的な方針が示されなければ前に進めないー。
小中学校の再編統合の進め方は各市町村によって千差万別です。管内の教育関係者は「再編統合後の教育ビジョンを描くとき、教育委員会が学校に”丸投げ”するケースがあります。これは最もやってはいけない手法で、網走市の場合は”最悪ケース”を突き進んでいるように感じます」と話していました。
皆様のご意見をお待ちしております。
変えよう!!網走!!



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