市長交際費の非公開を貫く、網走市の水谷市長。

道内の大半の市が公開しているにもかからず…である。

「なぜ、水谷市長は公開しないの?」「市民に知られたくないことがあるの?」

多くの網走市民が抱く素朴な疑問である。

=SNSで公開=

網走市議会議員の古都氏(42歳)=3期 無会派=は先日、自身のSNS(Facebook、Instagram)を通じて、水谷市長の交際費の支出内容を記した資料を公開した。市民の間では、驚きと喜びの声が挙がった。

古都氏は、市長交際費を公開しない水谷市長の姿勢を公然と批判してきた市議の1人である。

今年9月の定例市議会・決算審査委員会では、交際費の支出内容が明らかにされないと決算審査はできないーとの考えに立ち、非公開にこだわる市側の姿勢を批判した。

その古都氏は先日、市に対して令和2〜令和7年度までの市長交際費の支出内訳を記した資料を情報開示請求。請求は受理され、”念願”だった関連資料が古都氏の手元に届いたわけだ。

古都氏は、入手した資料を「市民と共有したい」との思いから、まずは自身のSNSを通じて公表することを決意。そして、彼は実践したわけだ。

(↑古都氏のFacebookより)

=驚き=

古都氏のSNSで公表されたのは、令和2〜令和7年度(10月まで)の6年間の市長交際費支出内訳だ。

古都氏のFacebookでは、年度ごとのリンクが貼ってあり、クリックすればPDFファイルを閲覧することができる。

市長交際費の支出内容を記した公式文書が、市民に公表されるのは初めてのことだ。

市民の反応は…

50代の男性市民は「非公開であった資料をSNSで公表するとはちょっと驚きです」

別の50代男性は「誰かが公表しくれないと市民は知ることできない」と、古都氏に感謝する。

=黒塗りだらけ=

古都氏がSNSを通じて公表した市長交際費の支出資料は、私(この記事の投稿者)も読んだ。

予想通りに”黒塗り”の部分が多く、「びっくり」する支出がいくつかあった。

令和6年度資料の中から一例を挙げると、、水谷市長は交際費(公金)で「お中元」と「お歳暮」を購入していたことに驚く。

公金を使って購入した品を民間(企業など)にお中元、またはお歳暮を届けるーという行為が、わが国(わがマチ)で実際に行われいたことに愕然とする。前網走市長の大場氏に取材したが、「あり得ない。こんな行為はどこから見ても正当性がない」と憤慨していた。

令和6年度の資料には「香典」の支出項目もある。

ほとんどが黒塗りで、「香典の額」だけが閲覧できる状態。ある意味、この黒塗りは想定内である。

交際費は公金である。公金による香典(私は『公金香典』と呼ぶ)を支払っていい人は限られており、極々一部だ。

もし、水谷市長が公金である交際費による香典を、故人となった一般市民(市職員も含まれる)やその親族の葬儀に出していたとしたら…どう考えても。大問題である。

                     (↑この画像のグレー四角枠はこちらで加工しました↑)

(※公式資料はいずれも、古都氏が公開した資料より転載しています)

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