「地域食堂」ホントに開設できるの?

市政関連

網走市は2026年度から、「地域食堂」の開設に力を入れるそうです。水谷市長の”肝入り施策”で、網走市議の一部は「今年11月の市長選を意識して市民受けのいい施策を選んだのでは」と推測します。市内10カ所以上での開設を目指すとしていますが、現状は厳しいみたいです。水谷市長の見通しの甘さがまたまた露呈した形です。水谷市政は大丈夫なのでしょうか?

リサーチ不足、現状知らずに「GOサイン」

「地域食堂」の開設には色々な目的があります。水谷市長はいったい、どのような目的を設定しているのでしょうか?

網走市内で地域コミュニティの維持・発展を目的に活動を続けている住民グループのメンバーは「『地域食堂』を開設・運営するには確固たる目的設定が不可欠」とし、「”全国的なブーム”に便乗しただけでスタートすると失敗するのではないでしょうか」と不安視していました。

私たち「網走の未来を考える会」の取材では、水谷市長が考える地域食堂の運営はすべて”市民(グループ)に任せるそうです。ようするに「開設・運営費用は出してあげるから、あとは市民の皆さんヨロシクね」ということでしょう。

ただ、現在の網走市に「地域食堂を運営するノウハウ・スキル」のある市民グループは極めて少ない。お年寄りの介護予防を目的に活動するボランティアグループはいくつか存在しますが、地域食堂とは異なります。

実際、市内には「子ども食堂」を開設・運営する市民グループはいくつかあり、地域食堂を手がける民間企業もあります。しかし、水谷市長が望むような地域食堂を開設・運営できる市民・住民グループはあるのでしょうか?。取材を進めると、疑問と不安は増えるばかりです。

水谷市長は地域食堂の開設・運営について十分な”市内リサーチ”をせずに、「地域食堂をやってみたいな」との軽いノリで役所内の部下にゴーサインを出したと想像します。

その目的は?

網走に「地域食堂」はなぜ、必要なのでしょうか?

↓網走市内で10年以上にわたって地域活動を続ける住民団体の役員Aさんの話↓

「人口減少に歯止めがかからず、高齢者が急増する一方で、役所がなんでもやってくれる時代は過ぎ去った。このような状況において、『一人暮らしになっても網走で生活したい、網走でしか生活できない』といった市民らが豊かな人生を送るためには、地域コミュニティの維持・発展は欠かせない」とした上で、「『食べる』という行為はコミュニティには欠かせない行為。だから『地域食堂』は地域コミュニティを維持・発展させるために重要な役目を担うのではないでしょうか?」

水谷市長がこれまで、市民との懇談会や議会などといった公の場で「地域食堂の意義」について語ったことは皆無だと思います。

住民団体の役員Aさんは「水谷市長と直接、お話する機会があれば、地域食堂の意義について明確に答えてもらいたい」と話していました。

いまだに詳細わからず

水谷市長は、「地域食堂」の開設・運営事業を網走市社会福祉協議会に委ねるそうです。しかし、いまだに網走市社協からは市民に対しての具体的な説明はありません。予算が計上されてから3カ月以上が経過しているにもかかわらず、です。

私たち「ー網走の未来を考える会」の取材では、どうも市役所から網走市社協に対して、地域食堂の開設・運営を市民グループに委託する上での規約などといったルールについての詳細な説明がまだないようです。こうした状況を踏まえると、またしても水谷市長の”思いつき”に市職員や網走市社協は振り回されていることが容易に想像できます。

水谷市長の肝入り施策である「地域食堂を市内10カ所以上に開設」は、市議会も期待しているようです。

先日、市内全戸に配布された冊子「網走市議会だより」最新号。冊子では「議員が注目した(市の2026年度)事業」の中に、地域食堂の開設が含まれていました。

(『網走市議会だより』)
(『網走市議会だより』)

水谷市長、そして市議の一部も大きな期待を寄せる「地域食堂」の開設。

水谷市長の思惑通りに10カ所以上も開設できるのでしょうか?もし、10カ所も開設できなかったら、水谷市長の見通しの甘さ、思考の浅さが露呈してしまう可能性があります。

みなさまからのご意見をお待ちしています。

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