交際費支出に問題アリ。「住民監査請求」へ。

市政関連

網走市の水谷市長の交際費の支出に問題アリ。私たち「網走の未来を考える会」の半澤代表は、市長交際費として支出された「香典」について、「違法または不当である」として、網走市監査委員に対して住民監査請求を行いました。請求が受理されるかはまだ、不透明な状況でありますが、半澤代表は、水谷市長や担当職員に対して公金の返還を求めています。また、今回の市長交際費による香典は、公職選挙法に抵触する可能性があることから、刑事告発も視野に入れ、弁護士の助言を踏まえた上で準備を進めています。

「黒塗り」解除しての調査を

半澤代表による監査請求は、令和7年7月1日から10月7日までに市長交際費から支出された香典の7件。情報開示請求によって入手した資料は、市長交際費として支出された香典の届け先全てが”黒塗り”の状態でした。

(情報開示請求により入手した令和7年度の「香典」支出に関する資料)

”黒塗り”であるため、公金である市長交際費から支出された香典が適正に支出されたのかは”不明”なまま。ただ、ほとんどが黒塗りである資料をじっくり読むと、不思議な点が浮かび上がりました。

「不思議な点」とは何かー。

黒塗りされていない部分を読み解くと、市長交際費による香典は支出対象者の「母」または「父」、そして対象者の「妻」の「亡父」または「亡母」に対して支出されていました。

令和7年度の当時、網走市には市長交際費の支出基準は存在していませんでした。一方で昨年12月の市議会で、市は香典の支出基準について、「市政に貢献のあった人」を大前提とした上で、「国会議員や市議会議員、市職員などの本人かその家族」と答弁しました。ただ、この時点で、市には明確な支出基準は存在していません。

半澤代表が住民監査請求した7件の香典支出。このうちの6件は、支出対象者か対象者の妻の「亡父」また「亡母」でした。亡父と亡母は網走市政にどのように貢献したのかは不明確な状況です。

半澤代表は、香典を支出した「亡父」または「亡母」が本当に網走市政に貢献があったのかを、黒塗りを解除した資料に基づいて調査してもらうため、住民監査請求を行いました。

監査委員は、黒塗りを解除した資料を基に調査できる権限を持っています。半澤代表の請求が受理されれば、監査委員は市長交際費による香典は「市政に貢献のあった故人に適正に支出されたのか、否か」が判明するはずです。

ただ、市職員らの亡父や亡母が「市政に貢献があった」かを判断するための基準や根拠を明確に示すのは難しいと思います。でも、例えば公金を原資とした香典を届けた「亡父」または「亡母」がもし、市外に生活拠点を置いてた人(まったく網走市政に関係のなかった人)だったとしたら…。「市政に貢献があった」と判断するには、相当な理由が必要になります。

水谷市長が香典を届けた、市職員らの「亡父」「亡母」が市政に貢献があったかどうかは、資料の黒塗りを解除すれば、その答えは意外と簡単に見つけられると思います。

「公選法」に抵触する可能性も

市長交際費による香典を届ける際、香典袋には原則「網走市長 水谷洋一」と記入されます。記入するのは市秘書係が担い、香典に記入する市長名は基本的にはパソコン打ち。そして、その香典袋には、「網走市長 水谷洋一」とだけ記し、住所などは記載しないことを原則としています。

半澤代表は住民監査請求の中で以下のように指摘しています。

公職選挙法違反の疑義がある香典の交付方法=本件公金支出は、香典袋に現金を包んで交付しているが、香典袋には、市長個人名のみ(「水谷洋一」)や市長の職名に個人名(「網走市長水谷洋一」を記載して交付している。しかし、かかる表記による香典交付は、網走市内にある者に交付する場合、公職選挙法199条の2等が定める寄付の禁止規定に抵触しており、違法又は不当である。

半澤代表は上記指摘の中で、「香典袋には、市長個人名のみ(「水谷洋一」)や市長の職名に個人名(「網走市長水谷洋一」を記載して交付している」としています。

仮定の話ですが、半澤代表の指摘に対し、水谷市長からは「『市長個人名のみ』記載しているという証拠はあるのか?」と反論されそうです。私たち「ー考える会」は、その証拠を保有しているので水谷市長からの反論には十分に対抗できる自信があります。

半澤代表は、今回の住民監査請求に対しての結果とは関係なく、市長交際費として支出された香典の一部は公職選挙法に抵触するとして、刑事告発する考えです。

刑事告発が受理されれば、警察は調査に着手してくれるはず。”警察の力”があれば、『市長の個人名のみ』に加え、水谷市長の自宅住所を記載した香典袋を探し出してくれると思います。

では、市長交際費から支出された香典袋に「水谷洋一」とだけ記載し、袋の裏面に「水谷市長の自宅住所を記載」することの何が問題なのでしょう?

簡単に言うと、「公金を利用した選挙活動」となってしまいかねません。

市長交際費から支出した香典の原資は「公金」。言い換えると、「市民からの香典」となります。ですから、香典袋には「網走市長 水谷洋一」とだけ記載しなければなりません。

半澤代表は「まずは監査委員による調査に期待したい。監査請求が受理されないことも考えられるが、公職選挙法に抵触する可能性があるので、刑事告訴をして、捜査機関による処罰を求めたい」との考えです。

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