サイト「ホントノコト」で網走市役所を辞める職員についての記事を掲載したところ、たくさんの声が寄せられました。実際に役所を中途退職した元職員の市民数人からは”辞めた理由”などについて話を聞くことができました。
嘘はつけない
男性市民Aさん(60代)。元市職員で、数年前に中途退職した。
「平気で嘘をつけないと出世できない世界についていくことができませんでした」
Aさんは現役時代、たくさんの上司に仕えてきた。若い頃、役所の仕事は楽しかった。
しかし…。
職員としてのキャリアを重ねると、議会(議員)対策もこなすようにもなった。議員との市政についての議論では、市長や役所にとって都合の悪いことを聞かれることが度々、ある。議論の中での”苦しい局面”を乗り切るため、役所側は時折、”嘘をつく”ことがあるという。
全ての職員というわけではないが、「議員や市民に対して平気で嘘をつける人間にはなれなかったし、なりたくなったですね」とAさん。結局、”平気で嘘をつける”職員にはなれなかったAさんは、「自分は定年まで務まらないと自覚」し、中途退職の道を選んだ。

二重基準はムリ
現在は市外で暮らす男性Bさん。中堅職員として活躍してた40代のころに退職した。
「現役時代、最も辛かったことは指示の内容が二転三転する上司に仕えたときですかね」
Bさんは30代のころに仕えた男性上司(当時は課長)。ある事業を進める際、Aの手法がセオリーだったため、企画書には「Aの手法で進めます」と書き、上司からOKをもらえた。しかし、その数日後、「上司に突然呼び出され、『Aはだめ。Bに直すように』との指示。私はなぜ変更になるのか理解できず、変更する根拠を尋ねたのですが、納得いく回答を得ることはできませんでした」と振り返る。
Bさんによると、こうしたやり取りは日常茶飯事で、「この上司は、行政を進める上での基本セオリーが、その時の気分などでコロコロと変わるのです。反論するとものすごく怒るので、結果的には上司の言う通りに仕事を進めるしかなくなるのです」
結局、Bさんは「役所文化に自分は馴染むことができない」と自己判断し、中途退職することを決めた。
反響多く
「ホントノコト」の記事を読んだ現役の市職員からもいくつかの声が寄せられる。
「なぜ辞めるのか?」「中途退職した職員の実際の人数を教えてほしい」「若い職員が辞めることに慣れてしまった。以前は大騒ぎになっていたのに」などなど。
市職員以外の市民からも、「せっかく就職したのにもったいない」「網走市職員になれば一生安泰なのに」「市長は職員が中途退職する理由を調べるべき」などとの声が届いている。
読者の皆さん、ご意見をお待ちしております。


コメント