「錆びたアンテナ」

コラム
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網走市にある日本ホワイトファームの工場火災から2週間以上が経過した。(このコラムは11月26日夜に執筆)。火災によるマチへの影響はどの程度なのかが、日を追うごとに明るみなってきた。しかし、水谷市長をはじめ市役所の反応は鈍い。救いは、網走市議の一部が”大きな影響”に関心を持ち、12月の定例市議会・一般質問で、水谷市長の”無関心”な姿勢を正そうとする機運が盛り上がっていることだ。

想像力の欠如

今回の火災に伴い、日本ホワイトファームは工場機能のほとんどを失い、「知床どり」とのブランドで有名な鶏肉は出荷停止の状態が続いている。

鶏肉の出荷停止に伴って、学校や保育園の給食の献立メニューは変更を余儀なくされている。また、市民の間では「市内スーパーから地元鶏肉がなくなる」との噂が広がり、買いだめする人も出てきた。混乱の兆しである。

ベテラン市議によると、網走市にある日本ホワイトファームの工場では「数百人単位が仕事をしているらしく、数百人の工場従事者(外国人を含む)は今、職を失った状態だ」

工場従事者の中には、家族を抱える人もいる。火災により、生活は一変した。今後の生活を考えると、眠れぬ日々を過ごしている人も少なくないであろう。

私(このコラムの執筆者)にも連日のように、工場従事者やその親族らから相談が寄せられる。相談の中には「水谷市長は何もしてくれないのか」といった、絶望に近い怒りの声もある。

以前のコラムにも書いたが、今回の火災に関して、水谷市長をはじめとする網走市役所はほぼノーリアクションだ。まちの一大事に沈黙を続けられる水谷市長、網走市役所の幹部職員の思考はどうなっているのだろう?不思議でならないが、ノーリアクションを続けられる思考について考えを巡らせてみた。

巡らせた結果は…

要するに「他人事」なのである。

毎月、安定した給料を手にすることができる水谷市長をはじめとする市幹部職員は、工場従事者の”心の傷み”や”苦しみ”、”不安”などを想像できないのであろう。

そう、他人事なのだ。「想像力の欠如」とも言い換えられる。

事態は深刻だ。

しかし、水谷市長が何かアクションを起こす兆しは全くない。事態は深刻だ。

絶望させない

ベテラン市議によると、工場の火災発生後、水谷市長は「形だけのお見舞いをしたようだ」

”形だけ”の詳細内容は確認できていないが、”形だけ”の水谷市長らしいお見舞いスタイルは、彼の言動を20年以上にわたり研究している私(このコラム執筆者)には容易に想像できる。

事態は深刻だ。

仕事を失った(失いそうな)市民は大勢いるーということは現実である。

年の瀬が迫るこの時期、突然に仕事を失った(失いそうな)人たちは今、何を考えているのだろう。想像するだけで胸が傷む。

このような暗闇に光を灯すことはできるのだろうか? 希望はあるのだろうか?

12月の定例市議会が近づいている。

複数の市議が教えてくれた。「12月の定例市議会・一般質問で水谷市長の姿勢を正します」、と。

中堅市議は「今、工場従事者は苦しい思いをしている。『助けてほしい』といった声も聞いた。無関心の水谷市長の姿勢を正したいと思います」と言っていた。

「市議会は市民の最後の砦」ー。

市長や市役所は見捨てても、最後は市議会があるのだ。

市議会の大きな役目は、「市民を絶望させない」ことだ。

12月の一般質問に期待したい。

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