柔軟剤や合成洗剤、除菌・消臭剤、制汗剤などに含まれる「香り」が、健康被害を引き起こすことを知っていますか?「香害(こうがい)」と言われ、厚生労働省も対策に乗り出しています。先日の網走市議会でも取り上げられ、「香害」に苦しむ市民がいることが明らかになりました。
”過剰反応”ではありません
香害」とは、合成洗剤や柔軟剤などに含まれる合成香料が原因とされ、その香りを嗅ぐな どして体内に取り入れた人が不快感、めまい、頭痛などの健康被害を誘発することをいい ます。
香りが長持ちする製品や香の強やを強調する製品などの普及に伴い、国の関係機関などには、 合成香料によって体調を崩された方々からの相談が寄せられているそうです。
東洋経済オンラインの記事では(3/9 配信)、小中学生の10%が香害で「体調不良になった経験がある」などとの回答を得たアンケート結果を紹介していました。
網走市議会の深津市議にも、市民から香害に悩む市民から相談が寄せられているそうです。
深津市議らによると、香害の理解に乏しい人の一部には、香りによって体調が悪くなった人に対して、「過剰反応じゃあないの?」などと冷やかな態度を取ってしまうケースもあるそうです。
厚労省の対応
厚労省がHPで公開している、令和5年の会議資料を紹介します。以下の通りです。
柔軟剤などの香りにより、頭痛や吐き気がするなど体調不良を訴える相談 が消費生活センター等に寄せられている。柔軟剤などの香りと体調不良との 因果関係は不明ではあるものの、製品を使用する際のマナー等の啓発のた め、厚生労働省では、消費者庁他の関係省庁との協力のもと、
・ 自分にとって快適な香りでも、不快に感じる人がいる
・ 香りの強さの感じ方には個人差がある
・ 使用量の目安などを参考に、周囲に配慮した使用が必要
といった内容のポスターを令和3年に作成、令和5年に改訂している
そのポスターがこちらです↓

網走市議会でも….

昨年12月の網走市議会定例会・一般質問で、深津市議は香害について質問をしました。その質問と市側の答弁の要旨が、全戸配布された冊子「市議会だより」に掲載されました。
冊子「市議会だより」から、深津氏の質問内容、市側の答弁内容を紹介します。
深津氏:「香害に対する市の認識は」
市側:「芳香剤や柔軟剤などの人工的な香料により、体調不良や不快感を引き起こし、化学物質過敏症のひとつとも言われいていること認識しています」
〜・〜・〜・〜・〜・〜
深津氏:「小中学生の10・1%が経験したという報告がある。周囲の理解を得られず苦しむ市民がおり、対策が必要。市の見解を示してほしい」
市側:「中学校では、制汗剤などの使用マナー指導・無香料製品の推奨などといった対応をし、周知をしている。国のポスターを活用した周知策について検討したい」
私たち「網走の未来を考える会」は、香害について理解を深めてくれる市民がさらに増えることを願っています。この「香害」について関心を持ってくれる人が増えることで、差別を防げるのだと信じております。
皆さまのご意見をお待ちしております。


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