古都氏が厳しく追求
12月9日の定例市議会・一般質問で古都市議は、市長交際費の非公開を貫く水谷市長に対して、交際費支出の基準や慶弔費の支出基準などについて質問。相も変わらず、水谷市長は答弁の大半を担当部長に任せるだけ。しかし、部長の答弁からはいくつかの矛盾点が浮上した。

香典の支出基準
古都氏は、9月の定例市議会・決算審査委員会でも、市長交際費の支出内容について質問を重ねた経緯がある。
道内大手の月刊誌「財界さっぽろ」12月号(11月15日発売)では、令和6年度の水谷市長の交際費支出額「328万円」は、道内の市の中で一位だったことなどが明らかにされた。
古都氏は財界さっぽろの報道を踏まえ、市に対して市長交際費の支出内容を記した公文書の開示請求をして関連資料を入手。今回の定例市議会での一般質問は、入手した資料などを基に水谷市長を含めた市役所の市長交際費に対する見解を尋ねた。
(古都氏の質問の様子です)https://www.youtube.com/watch?v=_CZOn0u4OyA&t=2462s
12月9日の定例市議会・一般質問で古都氏は、慶弔費の支出基準について質問。
令和6年度の市長交際費の中で、香典は32万6500円を支出している。
開示請求した資料の中で、香典の支出先はすべて黒塗りで、公費である市長交際費からの香典が、誰に支払われていたかはわかない状況だ。古都氏は、こうした”黒塗り”の状態を問題視。12月9日の一般質問では、香典の支出基準など不明瞭な点を厳しく追求したわけだ。
支出基準、初めて公表
今回の古都氏の質問はいくつかの”収穫”があった。
その一つに、市側は初めて、市長交際費による香典の支出基準を明らかにしたことだ。
古都氏の質問に対し、市の担当部長は香典の支出対象を「現職問わずに国会議員、地方公共団体の長、網走市議」のほか「市職員」などとした上で、「その本人か親族」とした。
おかしな話である。
市の担当部長は議会答弁で言っている。市長交際費による香典の支出基準は「網走の功労に対する」ものだと。
で、あるならば、香典支出対象に含まれる「市職員」の親族(例えば、本人の父上や母上)は皆、市に”功労のあった人”となる。ちょっと待ってほしい。市職員のご親族すべてが、網走市に功労があったはずはない。そんな訳はない。
市長交際費から支出された香典は、言い換えれば「市民からの香典」である。市職員すべてのご親族の葬儀に「市民の香典」を出す理由を見出すことは難しい。
そもそも、網走市役所には市長交際費の支出基準は存在していない。つまり、市長交際費による香典は水谷市長の”気分しだい”で支出できるわけだ。公金の扱い方の原理原則(可能な限り公正・公平に支出する)と対極した事態が、網走市役所で起きている可能性がある。大問題である。
水谷市長の個人的な考えが、「網走市のルールとははならない。
まったく、おかしな話である。
前市長の証言
12月9日の定例市議会での古都氏の一般質問で明らかになった、網走市長交際費による香典の支出基準。網走市は、国会議員や市議などのほか、「市職員」の本人または親族を対象している。
水谷市長が初当選した平成22年12月までの3期(12年間)にわたり、網走市政の舵取り役を担った前市長の大場氏。市長を勇退してから15年以上が経ち、もうすぐ90歳になる。
大場氏に聞いた。「あなたは市長時代、市職員の葬儀に市長交際費による香典を届けたことはあるか?」、と。
即答だった。
大場氏:「そんなことはありえない。市長時代、市職員や親族の香典はすベてポケットマネーで支払っていた。私の部下である市職員の香典を、公金から支出するという考えはまったくの筋違いである」
大場氏の証言を基に考察すると、12月9日の定例市議会・一般質問で担当部長が示した、市長交際費による香典の支出基準(国会議員や市職員などの本人、親族)は、水谷市長が初就任した平成22年12月以降に作られたものかもしれない。
先進地の事例
市長交際費は、道内35市のうち29市が公開している。
北見市の令和6年度市長交際費の支出内容を見てみると、香典を支払ったのはすべて元市議や元町議であった。市職員または親族に香典を出した事例はなかった。
市長交際費を公開している市は、支出基準を設けている。
例えば、釧路市は香典対象に「市職員」を含めているものの、本人以外の親族は対象外だ。このほか、石狩市や武蔵市の支出基準を見てみると、両市ともに支出対象に「市職員」を入れているものの、香典ではなく「弔電」や「献花」としている。親族は対象外だ。
先進地の事例と比較すると、網走市の市長交際費は支出範囲は「自由」に近いと言わざるを得ない。自由度の高い背景には「非公開」がある。
独自調査
私たち「網走の未来を考える会」は、開示請求して入手した網走市長交際費の支出内訳について独自調査を進めている。
令和6年度の支出内訳で香典はすべて黒塗りだった。しかし、支出した月日だけはは黒塗りでなく、この月日を手がかりに色々と調べたところ、地元商店街の商店主の親族のお通夜が執り行われた月日が一致した。
地元商店街の商店主の親族が、網走市の発展に目立った功績があったとは思えないが、もし、市長交際費による香典が届けられていたら….。それは大問題で、水谷市長の公金の扱いについての姿勢が問われる問題であると、考えている。
皆さんも私たち「網走の未来を考え会」と一緒に、市長交際費の公開を求めませんか?



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